骨粗鬆症患者様への抜歯の基準決め。

にしまつ歯科クリニック

<<毎週月曜更新>>

CALENDAR

  • 休診日カレンダー

    Loading...
    << Previous | Next >>
    1 2 3 4 5 6 7
    8 9 10 11 12 13 14
    15 16 17 18 19 20 21
    22 23 24 25 26 27 28
    29 30  
…診察日
…休診日
…午後休診
※土曜午後は17:00まで

神戸市東灘区本山中町2丁目3-12
メゾン本山中町EAST1階

骨粗鬆症患者様への抜歯の基準決め。

  • 2023年08月1日

こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。

 

週末も含め、猛暑日がずっと続いています。

 

台風5号、6号とたて続けに沖縄地方に直撃、甚大な被害が出ています。

 

関西地方へも6号が東進すれば、大型台風でもあることから警戒が必要になってきます。

 

先日、歯科の外科処置に関わる、薬剤関連顎骨壊死についてのポジションペーパーが公表されました。

 

前回は2016年でしたから、久々の改定版が出たことになります。

 

医療行為における科学的、医学的な根拠に基づくルールとなるのが、「EBM」というもので、一般的にはエビデンスと言われています。

 

歯科での外科処置の代表格は抜歯になるわけですが、骨粗鬆症治療薬ビスフォスフォネートの副作用「処置後の顎骨壊死」が判断基準を悩まされる要素になっていました。

 

骨粗鬆症への投薬治療そのものが、まだ20年の期間に届く程度で、エビデンスを満たす内容ではないことから「ポジションペーパー」という位置づけになっています。

 

改訂版では、「抜歯については、休薬をしないことを提案する」という、なんとも言い難い表現をしているものの、一歩以上踏み込んでいる内容と思いました。

 

「医学は日進月歩」と評されるように、常に新しい情報を取り入れることができるスタンスを意識して、日常の診療に臨みます。