親知らず

痛みに「最大限」配慮した抜歯
体への負担が少ない抜歯処置

なぜ親知らずを抜くのか?

親知らずは、歯並びの一番奥に存在し、成人になってから生えてくるケースが多いです。

昔と違い、今は固い物を噛まない食生活が主流なこともあり、顎が細くなり、親知らずが生えるスペースがなくなることにより、横向きに生えてきてしまうケースが多いです。親知らずが横方向に動こうとすると、隣の歯を押してしまい、痛みや歯肉の腫れを発現します。

また、生えてきても歯並びの一番奥にあるために、ブラッシングがしづらく、虫歯になりやすかったり、周りの歯肉が炎症を起こすこともあります。
レントゲンで親知らずの存在の有無を確認します。まだ生えていなくて、歯肉や骨に埋まっている場合もありますが、今は症状がなくても、今後、発現してくる可能性もあることを説明いたします。

当クリニックでは基本として、症状(痛み・腫れなど)が出た時点での親知らずの抜歯処置をおすすめしています。
※親知らず抜歯については事前に、処置方法・合併症(リスク)可能性などを記載した同意書にサインをしていただきます(別項に記載)
親知らずは一般歯科では抜歯が出来ない症例もあるため、口腔外科専門医の開業歯科受診(すべてがこの限りではありません)をおすすめしています。

こんな症状はありませんか?

✅ 親知らずが痛みや疼きを引き起こしている
✅ 親知らずが横向きに生え、咬み合わせが悪くなっている
✅ 親知らずの生える向きによって口が開きにくくなり、顎関節症を引き起こしている
✅ 親知らずが隣の奥歯に接触する事で、食べ物の詰まりやすくなり、歯ぐきの炎症や虫歯を引き起こしている
✅ 親知らずが生える向きによって隣の奥歯を強く押し出して歯並びが乱れている

親知らずを抜歯しなくても良いケース

親知らずが真っ直ぐ正常に生えており、噛み合わせにも問題なく、虫歯などもない健康な状態であれば、基本的に抜歯をする必要はありません。
しかし、自分の親知らずがどんな状態で生えているのか、もしくは将来生える可能性はあるのか、など多くのお悩みがあるかと思います。
その際にはお気軽にご相談ください。正確に診査診断を行い、どうすべきか的確なアドバイスを行います。

Q. なぜ「親知らず」というの?

A. 昔は今と違って、子供が独立(元服=現在の成人にあたるものが16歳だった)する年齢が早く、「親の手を離れた、親が知らない時期に生えてくる歯」ということで「親知らず」の名前がついたそうです。

Q. 痛くなくても親知らずは抜いたほうが良いの?

A. 親知らずがレントゲンで診てまっすぐの方向に生えておらず横向きの場合は将来的に隣の歯を押してくることになる可能性が高いです。そうすると全体的に歯が押されてきて歯並びが悪くなることも考えられます。横向きに生えている親知らずは痛みがなくても抜いておいた方がベターだと思われます。