こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。
梅雨特有の湿気が身体にまとわりつく不快さもあって、気持ちのいいものではないです。
とはいえ、激しい降雨だけでなく、30度を超える暑さに見舞われる時もあるので、衣服のコーディネイトも大事と思っています。
先日、労務セミナーに参加し、「歯科衛生士の雇用維持」を聴講してまいりました。
昨今の歯科業界で頻繁に話題に上がるのが、歯科衛生士さんの不足です。
新人の衛生士さんの求人倍率が20倍以上の、完全な売り手市場であるなかで、リクルート「する側」と「される側」双方が納得できる雇用に至ることがなかなか難しいようです。
統計では人口10万人都市での1日あたり衛生士求人約1.3人だそうです。
神戸市は人口約148万人(2025年6月1日)ですので、計算上は毎日おおむね20人の衛生士さんが市内の職場を探しておられることになります(近隣市も関わるので一概にはいえないですが)。
給与や福利厚生の雇用条件はもちろんのこと、退職要因の多さに挙げられる「人間関係」、「仕事の内容」といった面も、経営者が今のご時世に即した対応を、微妙に移り変わる時流に合わせていくことを端的に説明されていました。
衛生士さん業務というのは純粋に歯石除去やブラッシング指導など歯周病治療を柱とするメンテナンス、虫歯チェック、ホワイトニング、コンサルテーション・・・多岐に渡ります。
検診患者様の施術後では、ボク自身が意識していない目線での確認報告を聞くことが珍しくなく、「一人の患者様の口腔内に複数の従事者の思いがこもっている」ことを痛感させられます。
また、口腔管理強化型歯科(口管強)の施設基準にも、衛生士さんの存在がなくてはならないです。
労務人事の客観的な数字を伝えてもらいながら、にしクリの衛生士さんがたの力添えのありがたさを雇用面で微力ながら還元していける、経営努力の大切さもまた、収穫でした。