おすすめ映画作品9。

にしまつ歯科クリニック

<<毎週月曜更新>>

CALENDAR

  • 休診日カレンダー

    Loading...
    << Previous | Next >>
      1 2 3 4 5 6
    7 8 9 10 11 12 13
    14 15 16 17 18 19 20
    21 22 23 24 25 26 27
    28 29 30 31  
…診察日
…休診日
…午後休診
※土曜午後は17:00まで

神戸市東灘区本山中町2丁目3-12
メゾン本山中町EAST1階

おすすめ映画作品9。

  • 2016年01月25日

247-1

247-2

 

こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。

とうとう寒波がやってきました、それもとても強いのが。

九州での10cm以上の積雪も驚きですけど、奄美大島で115年ぶり(!)に雪が降ったという、ニュースもありました。

今回は、久々におすすめ映画作品の紹介です(前回は「ディア・ハンター」でした)。

2006年公開、マーティン・スコセッシ監督の「ディパーデッド」です。

幼い頃からマフィアのボスに目をかけられ、教育にまで援助してもらった青年が
警察官になります。

その目的は警察での情報を把握し、マフィア内通者を明確にさせるための潜入でした。

また、警察からはオトリ捜査官として、新人警察官がマフィアの一角をアプローチすることになります。

オトリになる新人警官をレオナルド・デカプリオ、マフィアの息がかかる、エリート警察官をマット・デイモンが演じているのですが、双方が身内組織(いや敵対集団か)に実体を明かされないよう、巧妙な騙し合いを展開していきます。

長期間にわたる、異常な緊張を強いられる環境下で、デカプリオは、「自分がどう行動をとれば最善なのか」といった、警察官として根本的な部分ですら曖昧になる、病んだ精神状態になっていきます。

もっともそれは、デイモンにも同じことがいえ、「いつバレるのかが、恐怖」という綱渡り的なものを感じさせます。

そして、主役の2人以上に存在感を示すのが、マフィアのボスを演じるジャック・ニコルソン、言いようのない凄みがありありで・・・。

この映画のオリジナルは香港ノワール(「男たちの挽歌」など、バイオレンスとヒューマニズムが入り交ざった独特なカラーの香港作品のことです)の「インファナル・アフェア」で、原作をさらにアメリカン・テイストに脚色を加えて作製していますが、本家を差し置いて、アカデミー作品賞を獲得してしまっています。

スコセッシ監督の長年にわたるねぎらいを込めた、敬意そのものが受賞理由ともいわれていて、アカデミー賞の不思議さをある意味、物語っていますね。