錦部製作所の超音波スケーラーチップ。

こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。

4月です、週末は桜満開でしたね。

心配された雨もなんとか持ちこたえてくれたようです。

関西での、最近の桜は、入学式の頃になると、ほとんど散ってしまっていますからね。

一度、雨が降ればもう厳しいかな・・・。

今回は、歯周病治療で欠かせない、超音波スケーラーの器具の話です。

歯周病は25歳以上の方では、全体の7割程度に症状が発現しはじめ、その後、長期にわたって、進行していくことになります。

進行の速さや、症状の強さには、個人差があるので、すべての方に当てはまるわけではないのですが、基本的なケアが必要です。

患者様が直接行うブラッシング、歯科医院ではクリーニングや歯石除去などが、そのケアに該当します。

超音波スケーラーは、歯肉の浅い箇所に付着する歯石を取り除くのに、欠かせないパーツです。

しかし、この器具も状態が良くなければ、効率的に除去できませんし、不完全な状態で使用すれば、かえって歯肉を傷めることもあります。

超音波スケーラーを扱う企業は、国内ではEMS、サテレックなど4社のシェアが大きく占められています。

が!、そのなかで、歯石除去に直接の役割を果たす、先端のチップは、たくさんのメーカーから販売されています。

なかには、すぐに摩耗してダメになってしまう粗悪品もあって、コストパフォーマンスに大きな差があります。

結果、「よいモノを取り入れたい」と、いろいろ探していると、錦部製作所のチップに行きつきました。

ここのスケーラーチップは繊細で、「職人集団のチップ製作会社」を自認されているだけあって、気合が入っています。

チップ先端を鋭縁化するための「シャープニング」という作業でも、わかりやすくマニュアルをいただいたり、専門職ならではの気配りがみられるのです。

「モノづくり日本」をそのまま体現しているような会社だと思います。