こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。
9月に入り、低気圧が台風化する形で、本州にジリジリ近づいてきています。
台風の発生は、前触れなく唐突ではありますが、神戸市で直撃するケースもいつとも限らないため、準備を意識していくことは大事になります。
外科処置では必要不可欠な内容説明、さらには同意書記載。
にしクリ開院時から、抜歯、嚢胞摘出、インプラント埋入、とにかく当たり前のように実行を続けていました。
先日、大学口腔外科で教授をされている、神戸大教室時代のの先輩と話をしたのですが、今のご時世のコンプライアンスの高さは相当なものと感じます。
2次医療に相当する、市中病院口腔外科(公立施設が主)、3次医療の大学病院、部位の間違えや処置の誤りを予防するため、チェックが三重、四重にわたっているのですね。
ボクが加古川病院口腔外科在籍していた頃、某国立大学病院で手術患者の取違いで各々に別の手術を施行した事故がありました。
あってはならない医療事故で、その後はどこの病院でも手術への出頭前から名前付きリストバンドを患者様に装着する流れとなるきっかけでした。
手書きの名前がバーコードに進化して、変遷はありますが、間違い防止の根底は同じです。
にしクリミーティングでは、これまで使用していた外科処置部位チェックシートを撤廃し、同意書に外科処置の部位別順番記載で対応することに変えています。
「面倒くさい」ではなく、実際にトライしてみて、これが大事で、それが評価もうひとつで、あれがなくてもいい、などが可視化できたからです。
ただ、これはにしクリの規模だから通用する、無駄を削いでいく行程で、各職場のやり方に大きな相違はあるはずです。
こういう仕事場のルールは、やはり「生き物」で、しばらくすれば手直しして、また変わっていく、その繰り返しになるのですね。